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接地抵抗計

横河電機製の接地抵抗計です。
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何に使うのかって?これは接地(アース)抵抗を測る道具です。
接地というのは電気製品などで漏電した時に人間が感電しないように、また仮に感電しても危険のないように電気を地球に流し込むためのものです。
私の場合は、無線のアンテナで接地型といわれるタイプに必須の接地(アース)が、うまくできているかを確認するのに使います。
わざわざ測定器がなくても原理さえ分かっていれば、簡単なテスターでも測定できますが、交流100Vの電源のない場所で測定したい時とかには、こうした電池式の接地抵抗計が役立ちます。
いまではもっと近代的なデジタル計測器があると思うのですが、反対にこうした古いタイプでも原理にそった測定器だからいつまでも使えます。
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随分古いもので、銘板には昭和44年製って書いてます。裏蓋を開けると電池が入ったまま保管されていたようで、液漏れしていました。ジャンク扱いでヤフオクで安く購入できました。
だいたいこんなレアなものを誰が欲しがるのかと思うのですが、接地抵抗計や絶縁抵抗計は案外人気があります。電気工事をする人には必須アイテムですが、業務用だったら確かなものを選ぶべきでしょうね。
今回はケースをお湯で洗い、パネルなど洗剤でふき取って、プリント基板の半田付けを一通り再加熱しました。幸いやりかえる部分はありませんでしたから、小一時間で済みました。
筐体は樹脂で、アチコチ傷や溶剤か熱で溶けたような部分もありますが、回路構成がシッカリしていて、回路も全てディスクリート部品ですから、修理したら何年でも使えそうです。
しかし、実際に測定するためには5m/10m/20m程の3本のビニル電線と電極を用意する必要があります。すぐには使えません、まあ寒い時期の手慰みというところでしょうか、(笑)。
by susumuja | 2011-01-21 12:06 | 無線・工作