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by susumuja

夏の山口の旅③ 萩=(21Km)=香月泰男美術館=(42Km)=湯田温泉・西村屋

香月泰男という作家のことは、朝日新聞の土曜版だったかを見るまで、まるで知らなかった。
三隅にあるというが、蒲鉾の仙崎のそばらしいという程度で今回の旅行のメインである。萩から国道191号線を一本道でやはり一時間ほどの距離。
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この写真は、実は美術館に行った翌日に写したもの。畑の向こうの白い展望室のある建物がそれ。美術館に至る道路沿いには、実物を大きくした造形作品が道案内してくれる。




飾られていた絵は概して暗く、余り好きにはなれなかったが、子供達に作ったという「おもちゃ」は見ていて楽しい。いかにも手作りというおもちゃ(作品)と、再現されたアトリエにいたく感心した。
美術館に入る直前に、くだんの新聞記事を持ち出して、「月曜休館」を知った。もう4時前であったが、とにかく今日来て良かった。
三隅辺りから宿泊先の湯田温泉に行く道は何本もあったのだが、ナビ殿の言うとおり走らせると、とにかく湯田温泉にたどり着いた。実は少々不満があるが、それを言っても始まらない。しかし前のカーナビに比べて随分進化したと思っていたが、まだまだ改良の余地はある。およそユーザーの意見を聞かない、けしからん!
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ここ西村屋はこの温泉組合の理事長の旅館でとにかく老舗らしい。何でも中原中也の結婚式をやった『葵の間』も現存するという和風旅館。そんな旅館に何で我が節約夫婦が泊まる羽目になったかというと、出発する前日深夜にインターネットで見つけた「いまから出かけよキャンペーン、二人で15000円」に惹かれたからである。え、二食付きで何で?というと「今年は百周年記念」で、お安くなっているという。
しかも「鱧しゃぶ付」と写真入で、ひょっとして鱧しゃぶ以外何も付かないのではと真剣に話したのだから嘘のような話ではあった。
結論として「良かった」。まず料理が一味違った。お造りは昼間食べた「しーまーと」のお造りと同じで、如何に普段は酷いサカナを食べているかを思い知らされた。
部屋はご覧のとおりで、われわれの泊まった『若竹の間』は前室があって、8畳の間(写真)と奥にはテーブルセットを置いた板の間、その先に二坪ほどのつぼ庭付き。ただ全体に老朽化していること、坪庭の先は大浴場のボイラーか何かの音がして、静かな佇まいとは行かないのが難。
温泉地であることもあって、部屋に風呂はないが、食事は朝夕とも部屋食。シッカリした仲居さんが到着から出発まで面倒を見てくれるなど、いわゆる和風旅館を堪能できた。
若竹ということだろう、左手上部のガラスの欄間には竹の絵がブラストされている。その他、木材を使うところが竹の素材で仕上げられていた。
まだ子供達を連れて旅行をしていた頃なら、このような旅館に足を向けることはなかったと思う、大体仲居さんが部屋に来ると、それだけで圧迫感を感じてしまいそうだが、少し年をとって厚かましくなったのかも知れない。大して気にならなかった。
いずれ建て替えもされるのだろうが、個人的には古くても凝った部屋をいつまでも保存してほしい気がした。10年ほど前に取り壊した嫁さんの実家の座敷や茶室を髣髴とさせるものがあったからである。
(つづく)
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by susumuja | 2006-08-08 22:23 | 旅行・小旅行