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by susumuja

デジタルと私

もともと理科が好きで、「理科小事典」を隅から隅まで読む子供でした。中学2年の春には、電話級アマチュア無線技師の国家試験を受験し、合格。当時は全て筆記試験で、暗記も大変でしたが、L/C回路の共振周波数を計算するときに平方根の計算なども大きな壁でした



1963年だったかなあ、日刊工業から出ていた「コンピュータ」の本にはダイオードと抵抗器を使った、ORやAND(論理)回路が載っていました。その後ようやく大学の工学部で、ようやく論理回路や電気通信を学んだのですから、随分ませた中学生だったんですね。(「やさしい電子計算機-<<実用回路と使い方>>」渡辺弘之著 1966.2刊)高校生でした。
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 就職してからOPアンプを使った、言わばアナログ・コンピュータの設計をするのに、CQ出版の「OPアンプ回路の設計」を買って勉強したことを思い出します。
先にインテルからは出ていたのですが、NECからTK-80というMPUの評価キットが発売されて、それで勉強できたのは、新入社員の特権だったかも。もう少し早く会社に入った人は、そんな余裕もなかったように思います。しかし裏をかえせば、上司も先輩も、誰も知らない分野を一人で切り拓いていたように思います。
製品にはザイログ社のZ80を使ったのですが、ハンド・アセンブル(いきなり16進の機械語でプログラム)で、毎日200 stepほど書いては、P-ROMに焼きこんでデバッグするという毎日で充実感がありました。一方で苦労したのは、A-D変換した画像信号のビット誤差が、人肌部分でケロイドのように見えてしまい、最後はわざとノイズを加えて、ビット誤差を目立たなくさせる、いわゆるディザリングで解決しました。
まだ変換クロックが1MHz以下の時代でしたが、アナログとデジタルの境界を行ったり来たり、DDS方式ではないけれども、PLLを使って同期回路を追い込んだり、それなりに面白かった。
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 そんな経験をしてきたものだから、てっきり自分は技術系の人間だと思い込んでいたのですが、最近あることを境に、ひょっとしたら自分は文系ではないかと思い至ったのです。
そもそも理系・文系という分類に意味はないのかも知れませんが、自分の中では「人間にに対する関心の多少」で分けていたように思います。
人見知りが強くて、機械を相手にしているほうが気が休まるけれども、人間に対する関心がないどころか、人一倍強かったと考えた方が、何かと辻褄があうのです。
まあ生身の人間を「0か1か」で判定しようというのが、そもそも間違っているのかも。
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 視野が広がったのかもしれません。好奇心はとどまることを知りません。久しぶりにハラハラ・ドキドキを楽しんでいます。
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by susumuja | 2005-07-26 23:26 | ひとり言