敷居の交換顛末記(1)
2014年 02月 20日
このブログは日々の記録をするように考えているが、長期にわたる改修などは個別の記事ではぶつ切りになって解りにくい。しかし完了したら書こうと思いながら年を越してしまった。
10月後半には敷居の縁の畳を踏むと少し沈むようになっていた。しかも玄関脇の柱に近いところは芯が丸くなって残っているだけで、相当な被害である。上の写真の上部が鶏を収容する小屋部分で餌入れなどが残っていた。 これは敷居部分で、見えない部分がごっそりやられていた。
ことの起こりは2013年9月19日。
久しぶりに開けたガラス障子で隠れていた敷居にシロアリを発見した。
その前の週にはルーターを買ってはしゃいでいたし、その後も月末に嫁さんの還暦祝いをやったりで、すぐに手を打てたわけではない。
ことと次第に依ったら本職に託す必要があると思い、一度は声をかけたがすぐに来てもらえる訳ではないし、ようやく11月14日に村上師匠に手伝ってもらって、床をめくったのが着手といえるだろう。
何度も床下を点検していたが、いわゆるアリ道を発見できず、対策が後手に回った理由の一つは玄関脇の床下開口は、鶏を収容するための小屋が組み込まれていて、畳半分ほどの一角が板障子などで隠されて通風、採光が行われず、被害を受けやすい上に外部からは発見しにくい構造であったことがある。
その床下開口部に金網を張ったのが12月19日だったから、発覚からするとゆうに3ヶ月かかった訳だ。
それでも着手後はけっこう早く終えられたのは、メルサワ材を買ってきて自分で敷居を掘るという部分を加工センターに預けた事、12月中旬にお客が来るという背景があった。実際、廊下部分は11/14から12/7まですうすうであったから、一日も早く蓋をしたいという思いもあった、笑。
2013/9/19 廊下との境にある敷居にシロアリ発見 床下目視点検
11/13 改めて床下点検
11/14 敷居と土台部分を解体
11/16 寸法取り
11/18 *廊下用杉板購入(15mm厚15cm幅2M)
11/20 桧土台入荷(125mm角3M)
11/21-22 土台据付完了
(11/25--29 沖縄旅行)
12/3 *桧三寸角材購入
12//6-7 廊下板間仕上げ
12/11 *畳下用杉材購入(15mm厚24cm幅2M)
12/12 畳下交換
(12/18 来客対応)
12/19 床開口部に網枠取り付け
暫く開けてなかった障子の下が濡れて、シロアリが数匹確認できた。(9/19)
畳の下の床板をめくってみたが、この時点では敷居だけが喰われている感じだった。
玄関脇の柱に持たせてある土台の表面は喰われているが、まだシッカリしている感じ。
敷居の濡れている辺りの下、アリ道はおろか、これといって異常は見られなかった。
11月14日になって、ようやく敷居を外し、土台の点検をすることになった。
畳もすべて外すので位置が分かるように番号を打った。
敷居は簡単に外れた。その下の土台がかなり喰われているのが分かる。
この段階ではまだ大きな落とし穴は見えなかった。もともとの土台や敷居と同じ寸法で材料を準備して加工すれば元通りになると思っていたのだ。(つづく)
by susumuja
| 2014-02-20 14:25
| 田舎家