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高千穂目指して

前の車を買った年の夏休みに家族で九州旅行をした。その年は大変な雨が降って九州の行く先々で道が寸断されていて、随分心配させた思い出がある。それから17年ほど経つと思うが、宮崎から高千穂神社に行こうということになって出かけた。
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毎朝窓から日の出が拝めるのは日向灘に面して全室オーシャンビュウになっているお陰だ。片道120キロほどだが、高速道路は一部だけで大半は一般道を使うので、3時間近くかかる。比較的に道が空いていて助かる。
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延岡方面に国道10号を北上していると真っ黒い列車が平行して走っていたりする。見慣れないが、特急列車だと思う。
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早めの昼食を食べた道の駅「青雲橋」は高千穂町の手前10キロほどのところで、村おこし屋は一階が農産物の直売所で、二階で食事ができる。宮崎に来てから食べ物の質と量で不満はない。むしろ美味しいものがたっぷり食べられる。
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ここの景色も良いが、さらに進むと日本一のアーチの橋と案内があったので、車を止めて見た。
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ほんとうならゆっくりじっくり眺めていたい景色にあふれた地域だ。空気が澄んでいて、谷を挟んだ向かいの斜面の集落などを見ていると飽きることがない。
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まずお参りしたのは高千穂神社、有名な割りに鳥居から社殿まで直ぐ近くで拍子抜けする感じだが、境内は杉などの巨木が生い茂っている。
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道路わきに鳥居をくぐって階段を上がれば直ぐに本殿に至る。右手の方から見たのが下の写真。
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前に来た時に国民宿舎に泊まって夜神楽を見学したのだが、それがこの境内の右脇の神楽殿だったかどうかは不明。暗かったのと小中生の子供二人連れてだったから良く覚えていないのだ。
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続いて行ったのは高千穂峡、道路工事の都合で少し遠回りさせられたが、駐車場(ここだけは有料だった)に車を止めて30分ほど滞在。ここは団体客も多く、中国や韓国からの観光客も多そうな感じだった。
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少し北上して次は天岩戸神社、途中でそういえば以前に走ったことがあるなあという記憶がおぼろげながら蘇った。ここも広くはないが無料の駐車場があって、鳥居から直ぐに社務所があったり、境内とは垣根で目隠しはされているが道路にきわめて近いところに参門があったりする。本殿の裏手の谷向かいに「岩戸」というか戸のない洞があるそうだが、草木が茂ってよく見えない。施錠されていたが社務所に申し出たら親切に案内してもらえた。ところで「戸」は力持ちの神様が飛ばして信州まで飛んでいって、「戸隠」の地名が生まれたということだ。このあたりは「古事記」を読めば書かれている。
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他にも見所があるのだろうが、まずは当初の目的を達して帰路に着いた。往路にも立ち寄ったが、復路にもういちど立ち寄った道の駅「ひゅうが(日向)」、農作物だけでなく近くの港で上がった魚介類も新鮮で安い。
直ぐ南側の美々津(みみつ)港は神武天皇が東征に出発した港とする伝承がある。
by susumuja | 2013-02-28 21:52 | 旅行・小旅行