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無施肥農法のこと

今日は京都府庁まで出かけました。
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京都府庁の旧本館といえば、敷地の真ん中にデンといまでも構えた建物で、中央部が庭園になってその周りの回廊部に部屋が設けられている。それほど贅沢な建物ではないが、古きよき建物という感じがする。
その東北の隅の部分に、京都府のNPOパートナーシップセンターがあり、昼休みの時間に「無施肥農法」のミニセミナーが行われた。
写真は持ち込まれた作物で、大根が判りやすかったが、有機も無機も肥料を一切やらずにできた大根の葉は根の部分の長さよりも少し短いものだった。肥料を与えると葉の丈がドンドン伸びていくというものだった。
昨年に徳島の山間部で見てきた農法では、肥料はやらないが、萱を寝かしたものを畑に敷き詰める。結果的に土に光が当たらず雑草を抑えることができるし、フカフカで如何にも有機質の豊富な土が素晴らしいと思ったのだが、今回のものは刈り草でさえ畑から放り出すという。
肥料分が抜けるのに3年ほどかかるようだが、雑草も生えなくなってくるし、虫もつかないので農薬を使う必要があるというのだが、3年間も我慢ができるかどうかだ。慣行農業からすると全く逆さまの発想が必要とされる。
15日まで作物や近畿大学の調査研究資料が展示されている。
PS:京都大学の経営管理大学院(いわゆるビジネススクール)の建物も府庁旧本館と似ているように思う
by susumuja | 2010-01-13 18:05 | 自然