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10月22日の京都新聞「環境適用へゲノム変化」

何のことだか分からないタイトルですが、植物が環境変化に対してどのように遺伝子を組み替えているかを京都大学の先生(谷坂隆俊教授)が実験で確かめたというコトです。
トランスポゾムという遺伝子配列の中を動き回れる遺伝子が鍵というのですが、難しい話はおいといて、自分の置かれた環境、例えば塩分や低温といったイネにストレスとなる環境が引き金になって、特定の遺伝子が活性化して環境に適用するように働いたそうです。
その地域に適応した植物の種を大事に守っていく必要があるということだけでなく、他所からの種でも徐々に適応する可能性があるということになります。

PS:植物はエライ!って思うのは、栄養分や環境が気に入らないからといって自分では移動できないけれど、ちゃんとその地で子孫を残してきたということです。

PS:(2010/1/1追記)
  大阪のカブラ(天王寺蕪)を長野県へ持っていったら、根が育たずに「野沢菜」になったという
  説があるそうです。
  一方で遺伝子的には野沢菜はアジア系ではなく、ヨーロッパ系?という話も。
by susumuja | 2009-10-28 11:07 | 自然